先日、森ノ宮医療学園専門学校にて外傷セミナー「上肢外傷に対する評価と処置」を開催させていただきました。
ご参加いただきました皆様、お忙しい中ありがとうございました。
今回の講義内容ですが、途中で内容を新たに追加した事もあり、スライドが130ページを越え、とても濃い内容となりました。
単に知識・技術だけではなく、外傷処置について大切な考え方など思考法についても触れ、外傷処置に対する見方・考え方が少し変わったかと思います。
座学では、外傷処置はとにかく基礎が大事で、基礎を徹底する事が結果的にリスクヘッジに繋がるという内容をお伝えさせていただきました。

実技では、コーレス骨折、肘関節後方脱臼、肩関節脱臼の整復・固定など上肢外傷を中心に、実際の症例動画をふんだんに使用しながら実演させていただきました。
とにかくたくさんの症例写真・動画を見ていただいたので、図や写真だけでは伝わらない現場の空気感なども感じていただけたかと思います。
今回紹介した整復法はすべて「安全で・シンプルな」方法を指導させていただきました。
複雑なやり方ほど「難易度が上がり、リスクも高まる」という考え方から、なるべくシンプルで行い易い方法で行っています。

2時間半と少し時間をオーバーしてしまいましたが、出来る限りの事はお伝えさせていただきました。
明日からの業務に活かしていただければ幸いです。
今回このような機会を設けていただいた森ノ宮医療学園専門学校様、本当にありがとうございました。