
固定中の注意点と快適に過ごすためのポイントを紹介します。
❶ 患部を高くあげる
骨折部の周辺は、炎症による腫れと、固定して動かせないためにむくみが生じます。
むくみ対策の基本は、患部を心臓よりも高くあげることです。
●上肢の場合
台に乗せたり三角巾を着用し、位置をあげましょう。
●下肢の場合
下肢は足の下に枕やクッションをあて、心臓よりも高い位置にあげましょう。
❷ 腫脹・むくみの防止(指を動かす)

包帯から出ている部分上肢(腕や手)・下肢(脚や足)の骨折では、固定した部分から先をできるだけあげ、痛みの強くならない範囲で指は動かしましょう(指先のみ限定で、患部を動かないように注意してください)
指を動かすとむくみが起こりにくくなります。
下肢の骨折では、日中もときどき横になり、脚をあげたり足趾を動かすとむくみが起こりにくくなります。
❸ 就寝の仕方

●上肢の場合
三角巾を上肢に当てている場合は、寝る際に枕を腕の横に置くと安定します。
●下肢の場合
下肢は足の下に枕やクッションをあて、心臓よりも高い位置にあげます。
ご質問などありましたらなんなりとご相談下さい。
